吉川史料館・館長日記
吉川史料館・館長の藤重豊が日頃思うことや歴史などについて書きます。
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 秋路を四国松山の道後温泉へ
先日、中学校時代の同級生たちと、20人でマイクロバスに乗り、道後温泉に一泊二日の旅をした。この旅での感想を少し書いてみたい。

 途中、何ケ所か見物に立ち寄るところがあった。一つは今治のタオル美術館があった。開館してまだあまり時間が経っていない。ここで感じたのは、いまの時代すべての生産物はデザインと色彩で付加価値をつけるということである。確かに今治のタオル地は、優れた布地として有名で地場産業を支えてきたが、今やアートとの地位を目指している。5階建ての洋館であったが、1階はフランスの高級プレゼント品、2階は四国の物産展、3階から上はタオルの生産工程を見学できるとともに、製品の販売コーナーである。色彩が溢れている。ちょうど中学生の修学旅行と思われる一団と一緒になったが、籠を持って右往左往していた。美術館はタオル地に作家が思いのデザインと色を踊らせている。

 それと、これからの美術館・博物館は高級感のあるレストランとカフエが不可欠だと思った。館内を廻った後の食事と休息、それに語らいが大事なのだ。ここではガーデニングにも力を入れ、そこでの結婚式も可能らしい。

 翌日、砥部焼の開館にも寄ったが、ここは15年位前にも来たことがあった。ここでも砥部焼のデザインが随分変わってきたことがわかる。また焼き物の厚さが薄くなってきた。

 一方で、大三島では大山祗神社に参拝した。ここは古代から瀬戸内海の航路安全を祈って、貴族や武将が刀や鎧兜を奉納してきた。おびただしい所蔵品があると想像される。参拝のあと宝物館を見学した。館内は古いタイプの展示である。私などは、いまの仕事柄それなりに鑑賞にふけった。義経の鎧や山中鹿之介の鎧兜も「伝」の字を被せて展示されていた。この2つについては専門の研究者の論考があるのかどうか知りたいと思う。

 ところで、一行の中で宝物館に入ったのは、私一人であった。あとの連中はお土産店で休み、駄べっていた。いまの日本人には刀や鎧兜に興味を示すのは、ごくわずかの好事家だけになった感がする。

 帰宅後に、久しぶりに書棚から『日本甲冑の基礎知識』(山岸素夫・宮崎真澄著 雄山閣)を取り出してしばらくページをめくった。
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