吉川史料館・館長日記
吉川史料館・館長の藤重豊が日頃思うことや歴史などについて書きます。
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金襴について(2)
当館の切(きれ)手本、86枚を見ていると、金襴のほかに銀襴、繻珍、緞子などの語句がある。

ところで、『繻珍」というのは、繻子(しゅす)の地に色糸で模様を織り出した織物である。
そして繻子は表面に縦糸または横糸を浮き立たせた、つやのある絹織物のことである。
また、「純子」の語句もでるが、これは「緞子(どんす)」と同じことである。

 わが国の江戸時代に花開く伝統的な染織工芸のほとんどは、金襴はじめとして、繻珍、緞子、倫子の技術は中国から輸入された。
また、更紗や縞・絣織物はインドや東南アジアから、さらに天鵞緞や羅紗はヨーロッパから輸入された。

 この切(きれ)手本の右肩には一行書きがある。
例えば「唐白地本手金入一尺金五両切程」などとある。
この織物が中国から渡来したもので、反物一尺の長さが金五両であったことを示すと考えられる。
一尺とは30センチ位であるから、いかに値段の高いものであったかがわかる。

 (参考文献)『日本の美術 220号ー金襴(金襴)ー 小笠原小枝 編』(至文堂 昭和59年9月発行)

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