吉川史料館・館長日記
吉川史料館・館長の藤重豊が日頃思うことや歴史などについて書きます。
05 | 2017/06 | 07
S M T W T F S
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 藤 袴 と 蝶 の 共 生

 数年前に、吉香公園に植えられている藤袴の花にアサギマダラという蝶々が飛んで来ている記事を新聞で読んだ。
 アサギマダラは東南アジアから海を北上して日本に来て、周防灘の姫島で一休みをして、瀬戸内海の沿岸に達し、藤袴の甘い芳香に引き寄せられて蜜を吸う。秋も深まり寒くなると、南下して南の島々に帰って行くという。
 この藤袴は秋の七草の一つである。平安時代の貴族は、藤袴の葉を乾燥させて、その香を服にたきこめ、女性を誘ったという。
 この藤袴の苗を入手しようとして、この3年間、市内の種苗店を探していたが、やっと先日6株を入手した。それを吉川史料館の裏庭に植えた。これが繁殖してアサギマダラが飛んで来るのが楽しみである。
 次に、平成27年10月6日の「日刊いわくに」紙上に載った記事を紹介しよう。

  岩国市の観光名所「吉香公園内」で秋を代表するフジバカマが開花、花の香りに誘わ
 れるように多くのチョウが集まっている。その中に海を渡るチョウとして知られる「ア 
 サギマダラ」が優雅に舞う姿が確認された。
アサギマダラはタテハチョウの一種で美しい大型チョウ。薄い水色の羽に網状の黒い 
 模様を持つ。
生態で特徴的なのは渡りをすること。毎年春、繁殖地を求め、アサギマダラの開花を  
 追うように台湾や南西諸島から海を渡って日本列島を北上する。秋になり気温が下がり 
 始めると今度は南下して台湾などで越冬、繁殖する。世代交代しながら最大1500~  
 2000キロもの超距離を移動するチョウとして知られる。
なぜ渡りをするかなど詳しい生態は解明されていないが、近年は羽化したアサギマダ 
 ラの羽にマーキング、渡りコースを解明する試みが進み、飛行コースが明らかになりつ 
 つある。
市内では数年前、吉香公園側の老人ホームの庭先にアサギマダラが飛来していること 
 が確認され、市は「チョウが舞う公園」として秋の観光期の新しい目玉にしようと吉香 
 公園内にフジバカマを植えた。
平成23年から公園でアサギマダラの飛来が確認され以後、毎年9月下旬から中旬に 
 かけてアサギマダラの姿が見られるようになって飛来数は年々増えている。
大きな羽をひらひら羽ばたかせ、フジバカマの周囲を乱舞する姿、花にとまって羽を 
 広げ、蜜を吸う姿はすっかり公園の風物詩となり、市民カメラマンの撮影スポットとな 
 った。昆虫フアンも訪れ、住民や観光客の人気も集めている。
今年もフジバカマの開花がやや遅れてアサギマダラの飛来も遅れたが、市から委託を受けて公園を管理している関係業者によると、9月29日、1頭のアサギマダラがフジバ 
カマに止まっているのが確認された。
4日現在は3~5頭が吉香公園内、旧目加田家住宅の庭にあるフジバカマ、鶏舎前に    
 あるフジバカマの間を往復する姿が見られるという。
業者は「今年のアサギマダラは例年よりも少し小さいようだ。数も少なく、なかなか フ
ジバカマにもとまらないので観察は難しいが、飛来数が増えれば、フジバカマの周囲 
 を 乱舞する姿が見られると思う」と話している。
10月最初の週末となった3、4日は市民カメラマンがフジバカマの周辺でアサギマ 
 ダラの姿を探す姿が見られた。愛媛県から訪れたという愛チョウ家の姿もあった。
公園内を散歩する住民から「昨日は2頭いましたよ。きょうはまだ見ていませんね」「つ 
 いさっき、目加田家住宅の庭にいるのをみましたよ」などの情報を聞きながらアサギマ 
 ダラの飛来を待つ人もいた。
長い人で3時間近くも飛来を待ち、ようやくフジバカマにとまったアサギマダラを見 
 つけると、「良かった。今年も撮影することができた」と感激の様子でシャッたーを切っ 
 ていた。
公園を訪れた観光客も案内する観光ボランテイアから「アサギマダラがいる」と聞い 
 て市民カメラマンと共にアサギマダラを撮影、「きれいなチョウですね。岩国に来てこん 
 なに珍しいチョウが見られるとは思わなかった」と喜んでいた。(写真は省略)
                                       」
 この藤袴は、もともと川原に群生している草花であるから、育てるのは、そう難しくはないそうである。因みに秋の七草を織り込んだ山上憶良の和歌がある。「萩の花尾花葛花なでしこの花女郎花また藤袴朝がほの花」
 

 
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://kancyou3.blog.fc2.com/tb.php/42-757e4836
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。